REC by OPENSAUCEは食と農業にまつわるOPENSAUCEの活動やすぐに使える料理などを動画で紹介するYoutubeチャンネルです。ナビゲーターはOPENSAUCEメンバーで海外でも活躍するモデルの元康。
今回は、金沢 A_RESTAURANTの今シェフに、マイ道具をご紹介いただきました。
RIFFではRECの動画をテキストと写真でご紹介します。
動画はコチラか記事の最後のリンク画像からどうぞ!
今:八寸場、揚げ場、焼き場、板場とか全部、コースの所によって部署が分かれてたんですよ。
自分はその煮方さんといって、煮る方と書くんですけど、煮物とか店の味を司るところ、という部署の下っ端から始まりだったんですよね。だから、そのお仕事に憧れをずっと持ってて。
これ「やっとこ」っていうんですけど、これで鍋を持つんですけど、これを持った時は凄い嬉しかったです。
– 入ってすぐにこれを使って、鍋を触るみたいな事は…
今:一切出来なかったです。火の前に立ってる人達しかこれ使えなかったので。
このまま、熱々のまま渡されるんですよ。これ洗っとけって。
これ(やっとこ)は渡されないんですよ。だからこれを使ってみたかった。
– 初めてやっとこを使ったのって何年目ぐらいでした?
今:何年目だろ。8年、9年目ぐらい。
– ええー!これその時から使ってるんですか?
今:そうですそうです。自分、手がでっかいので、普通のやっとこって小っちゃいんですよ。これ特注ではないんですけど、今市販で売られてる一番でっかいサイズのやつです。これが一番使いやすいので。
– これじゃないとダメなんですね。
今:これじゃないとダメです。
今:結構いろんなタイプがあるんですよ。閉じた所が、幅が狭いじゃないですか、これ。
凄い持ちづらいんですよ、手がでかいと。これだと、凄く持ち辛いんですよ。
だからこれは却下です。これもちょっと戻りが悪いので却下です。
これがやっぱり一番しっくり来るなぁ。
左手で持ったりもするし、右手で持ったりするし、重たい物だったら2つで持ったり。
これぐらいのでっかい鍋を2つで持ったりもします。
今:これはマイ道具です。絶対外せないです。
歳を重ねるにつれしみじみと思うのですが、私の母は料理が得意ではなかったと思います。手抜きをするわけでもなく、特別に凝るわけでもない母の手料理。それでももし死ぬ前に何が食べたいか?という質問をされたら、私は即こう答えます。
母の豚の生姜焼きです。