2020.06.15

野上優桂子 ごはんをつくる前に読む本【私の食のオススメ本】

  • 書名ごはんをつくる前に読む本
  • 著者: 野上優桂子
  • 出版元笠倉出版社
  • 発行年2019年

「三日坊主をくりかえせば、自由に生きられる」という、料理をしなければならなくなった若者、料理を知らない大人、特に一人で生きることになった料理知らずの男性には、ありがたい応援の言葉が表紙に書かれている。

野上優桂子さんは料理家で弁当コンサルタント。お弁当のおかずの方程式を編み出した人だ。

自炊とは何か?/献立を立てず「食べたいもの」+「食べるといいもの」を見つける/買い物は混乱と誘惑、そしてときめきとの出会い/食べたいものを食べるために調理する/お手本(レシピ)から飛び立ち、さらなる自由が手に入る

わかりやすい分析と表現で読者を「食べることに自由」にさせてくれる本。

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レストランのレシピを共有するオープンプラットホーム
RECIPE FOR THE PEOPLE
https://recipe.opensauce.co/recipes/u65/485 https://recipe.opensauce.co/recipes/u65/497
https://recipe.opensauce.co/recipes/u65/553

WRITER Joji Itaya

出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。