- 書名:サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福
- 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳)
- 発行所:河出書房新社
- 発行年:2016年
地球が誕生してから、人類が生まれ、なんだかんだあって今に至る、という歴史をたった二冊で網羅するという凄まじい本です。
前後編ある中で、前編はどのあたりまでになると思われますか?
本書の前編においては、小麦との運命的な出会いのシーンが大半です。
小麦との相互依存関係によって、これまでマンモスを狩り、どんぐりを拾って優雅に暮らしていた人類の行く末は一瞬にして大きく変わりました。
国家、宗教、貨幣、金融、製鉄、そんなことよりもとにかく小麦なのです。サピエンスは食いしん坊でした。
ラーメン、つけ麺、スパゲッティナポリタン、広島風お好み焼き、もんじゃ焼き、今川焼き、ベルギーワッフル、あんかけ焼きそば、パンケーキ…
今後、美味しい小麦料理を食べるときに、サピエンスの悠久の歴史に思いを馳せることになります。
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