韓国の鶏卵料理に「ケランチム」と言う、日本でいうところの茶碗蒸し料理がある事をご存知だろうか?!
ケラン=鶏卵、チム=蒸し物、を意味する。韓国料理屋さんに行くと、パンチャン(おかず)の一種で無料で提供される事もある素朴な添物料理でもある。
日本人にとって卵料理は欠かせない文化だが、韓国でもそのバリエーションはとても広い。本場のケランチムは、石鍋を火にかけてゆっくりじっくり、そしてふわふわに仕上げるのが理想とされる。
だが実は、このケランチムはとっても簡単に電子レンジで出来てしまう優れ物なのだ!!あと一品、おかずが欲しいという場合の救世主である。
作り方
①まず卵と同量のお水をしっかりと攪拌する。この際、お水ではなく出汁を使う場合も多い。お水で攪拌する際には、砂糖や醤油などで薄く味付けする。
②しっかりと攪拌したら、お好みの具材を入れる。(鶏肉、海老、椎茸、うまみ調味料など)
③電子レンジにラップや蓋をせずに、そのまま温める。(卵1個につき1分目安)
④一度、レンジから取り出しスプーンでかき混ぜる。周りから固まってくるので、中心と外側を入れ替えるように混ぜるのがポイント。
⑤再び電子レンジで加熱する。(卵一個につき30秒目安)
⑥出来上がったケランチムに好みの薬味を乗せる。(セリや三つ葉など)
醤油やポン酢も美味しいが、僕はワサビや柚子胡椒で頂くのが最近の好みである。
洗い物も少なく、とても手早く出来るこのケランチム。勿論、白ご飯との相性は抜群だ。
癖になる事間違いなしの韓国の茶碗蒸し。お試しあれ。
沖縄にルーツを持つ父親と、韓国人の母との間に産まれ、幼い頃から日本食とは一風変わった食卓で育ちました。
転勤族の父親に付いて、全国津々浦々に移り住み、グルメな母親の影響で週に一度は外食をしていました。
それでもやはり、一番好きな食事は母親の手作りです。母も小まめに料理を作り、夕飯の家族一緒の団欒はかけがえのない想い出です。
今でも月に一度の頻度で、田舎の特産品や母親手作りの常備菜が届きます。
そんな私が、もう永住するしかないと決めた大好きな街、金沢。
其処から全国、ひいては全世界に向けて食のあり方を発信することが出来る私たちの会社を誇りに思い、末端ながらお仕事出来る喜び…と、美味しい賄いを噛み締めている毎日です。