- 書名 わたしを空腹にしないほうがいい
- 著者 くどうれいん
- 発行所 BOOKNERD
- 発行年 2018年
この本読んだら私を思い出したと言われ勧められた本。まあ、嬉しい!と受け取ったが、タイトルを見たら「わたしを空腹にしないほうがいい」。
一瞬「おいっ!」と思いながら読み進めたら、なんとも美味しい文章!もとい!言葉のセンスやリズム感が素晴らしくて痺れた。6月1日から30日までの日記のように書かれていて、その都度最初に書かれているタイトルもいいな、と思ったら作者は歌人とのことでタイトルは俳句になっていた。
そして、テーマはおにぎりだったり給食のゼリーだったり身近なものながらその一遍を読み終えると「あぁ食べたい」としみじみ思ったり、家族とのなんてことない懐かしい日々を思い出して胸キュン(古っ!)したりも。このタイトルにピンときたら是非ご一読を。
text:Ryoko Takakuwa
(本稿はOPENSAUCE元メンバー在籍中の投稿記事です)