2020.06.30

農家が教えるどぶろくのつくり方【私の食のオススメ本】

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  • 書名:農家が教えるどぶろくのつくり方
  • 著者: 農文協 編
  • 発行所:一般社団法人 農山漁村文化協会
  • 発行年:初版2007年

どぶろく作り(お酒の自家醸造)は法律違反です。ただし、この本は2020年で18刷となっているので、相当の人たちが醸造の「参考書」にしていると思われます。

お酒は食品ですが、取り締まりの管轄は厚労省(保健所の)のではなく税務署になります。

これは酒税が国税の占める割合が3割もあった明治32年に、この税収を維持するために自家醸造を禁止する法律をつくったところからはじまり、現在に至ります。

近年、自家醸造の禁止に対し裁判がありましたが「税収確保のために自家醸造を制限することは憲法に違反しないとして」原告の主張は退けられています。

創業80年の出版団体、農山漁村文化協会は「現代農業」という専門誌を発行し、日本の食と農に関連する多数の出版物を出し続ける社団法人です。

本書では、これさえあればすぐにでも自家醸造できるほど詳細が書かれ、さらに日本中のどぶろく作りの人たちや地域がイラスト入りで詳細にリポートされています。

本書を読むことをお薦めするのは、酒造りの原点、お酒と日本の農業と地域文化、歴史、発酵文化などを知る上で大変参考になると思えるからです。

WRITER Joji Itaya

出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。

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