- 書名:フードテック革命
- 著者:田中宏隆 岡田亜希子 瀬川明秀 外村 仁 監修
- 発行所:日経BP
- 発行年:2020年
食文化も調理家電も世界最先端だったはずの日本。それは過去の話か。キッチン領域にはすでに最新のテクノロジーが入り込んでいる。
「食」は世界700兆円の新産業だ。この本ではアフターコロナの時代に「食」の産業はどうなるか、いや世界最先端のフードビジネスによって世界はどうなるかを予見する。
読むしかない本というのが世の中にはある。ベンチャーに限らず、最先端を知ることで、街場の中華屋さんやコーヒー店はどうなるか、どうしたらいいのか、考える力がつくのではないだろうか。また、「食」を考えるいい機会にもなるのではないか。
読まなければ意味がないので見出しからキーになるワードをいくつか並べておく。
- フードテック革命に日本不在
- with&アフターコロナ時代のフードテック
- 代替プロテイン
- 食領域のGAFA
- マスから個別領域化
- フードテックによる外食産業のアップデート
- 食品リテールの新たなミッション
- スタートアップ投資もオープンラボ型へ
- 食業態を目指す既存プレーヤーと異業種からの参入
- 日本版フードテック市場
出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。