2020.08.28

KNOWCH村田代表がエフエム石川Flyin’Popでコロナ禍後の農業について語りました。

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農業法人KNOWCHのメンバー

2020年 8月7日、KNOWCH 代表 村田智(むらた さとし)が、エフエム石川 Flyin’ Pop に出演しました。

パーソナリティーの南早苗さんに、KNOWCHの活動、コロナ禍にある農業の現状と未来について引き出して頂きました。放送内容の文字起こし掲載をご承認頂きましたので、ご紹介します。

南さんの進行をもとに、長靴でブースに現れた村田のインタビューをご覧ください。


夏のコロナ対策、新しい生活様式をテーマにお送りしています。

ここでは、コロナ後の農業をクローズアップしていきたいと思います。

春からのコロナの影響で、農業に職を求めたり、打撃を受けた企業が、第一次産業の農業と手を組んで活路を見出そうとする動きが顕著に見られました。

石川県は農業が盛んな県でありながら、新しい人材の就農、つまり農業に従事する人材確保、これが長らくの課題だったわけですけれど、いざコロナの今、石川県の農業産業の現状や、今後どのような希望や展望があるんでしょうか。

そのあたりにぐぐっと迫ってみたいと思います。

さぁスタジオには、農地所有適格法人、株式会社KNOWCH 代表取締役、村田智さんをお迎えしています。

こんにちは!

村田「こんにちは。よろしくお願いします。」

村田さん、長靴でご登場になりました。

村田「見られてましたね。」

朝から作業されてたんですか。

村田「そうですね、毎日の日課としては、だいたい四時半とか五時ごろに、自分の管理してる畑を見回るっていうのが毎日の日課になってます。」

ということは日の出前に起きるわけですよね。何時起きですか。

村田「今日は三時半起きですね。」

三時半かぁ。今日は雨も降っていたので大変でしたね。お疲れ様です。

いまご紹介しましたように、農地所有適格法人 株式会社KNOWCH 、ノウチという会社名ですけれども、農地に関してどのような取り組みやプロジェクトを実践されてるんですか?

村田「非常にスタンダードな形なんですけど、農業就労人口というのは減り続けてまして、農家さんの平均年齢というのが、7割以上が65歳以上なんですよ。

だいたい75歳でご勇退される農家さんが多いので、あと10年たつと7割から8割の方が引退されてしまうと。

そうなるとやっぱり、農業というのは危機的な状況になるので、そこに対して若手が入っていきやすいような環境を構築するため、自ら農業をしようと思いました。」

農業の未来を明るくしたい。そんな思いで、この世界に入られたということになりますよね。

村田さんは以前、経営コンサルタント的な立場で番組にご出演頂いたことがあるんですけれども、今は農業に深く入り込んで、新しい農業を創造されていると。

村田さんご自身は、実際、農業のどのようなところに着目して向き合って、農業に対しての大きなビジョンを持つようになったんですか?

村田「そうですね、まず一つ目は、就農人口が高齢化してまして、今回たまたまこういったコロナの現状も相まって、食料自給率っていうものを伸ばしていかないといけない、ということがありますね。

二つ目は、前に出演させて頂いた時から経営コンサルタントという仕事をしてましたので、非常にビジネスチャンスもあると感じました。」

コロナ禍の中での農業

コロナ禍では先ほどお伝えしたことが起こって、第一次産業は強いという印象で、農業が実際に大きく注目されました。

全国的にも脱サラで転職をされたり、移住して自給自足を始めた方も多く見られているようですね。

コロナ直後に、なぜ、こぞって農業に活路を見出すようになったんですかね。

村田「まぁ、二つの理由があると思うんですけれども、一つはですね、自給自足的な考えで、自分で食べ物を作ることができれば強いなという形が一つですね。二つ目は、南さんおっしゃったように、打撃を受けた産業もございますので、転職先ですとか、もしくはずっとやりたかったんだけど、これを機に農業に活路を見出したという方も多いんじゃないでしょうか。」

皆さん、コロナの状況において、改めて生き方というものを見直されてるんですよね。

いろんな方がいらっしゃる中で、農業を盛り上げていこうということなんですけれども、いま農業界で実践されている感染対策って何かありますか?

村田「そうですね。緊急事態宣言が発令された以後というのは、たとえばスタッフどうしで畑なり、田んぼを移動する時に、一台の車で移動する場合はみんなでマスクをつける、ですとか。

食べ物からの感染というのは今のところないので、基本的には手袋してますけど、食べ物についてはそこまで緊張するような感じではないですね。」

当たり前にできることを徹底的にやってらっしゃるということですね。

村田「おっしゃるとおりですね。」

Withコロナで生まれた新しいスタイルもありますか。

村田「そうですね。コロナの状況になる前からですけど、弊社ではSlackという情報共有アプリを使ってまして、なるべく情報共有するときに面談はしなくていいようになってます。」

えっ、それって最新のテクノロジーを導入してるっていうことですか。

村田「まぁ…最新かどうかは私もそこまで詳しくないんですけれども、もともとそういうIT業界で使ってらっしゃった方が多いですね。」

コロナ前からこれを取り入れていたと。

村田「そうですね、はい。」

それを導入することによって無駄な部分も省けますね。

村田「おっしゃるとおりですね。」

昔は農業というと、3Kのイメージもありますけど、それとはまたイメージが違ってくるきっかけにもなり得ますね。

村田「そうですね、はい。」

そうですか、いろいろ変化しているわけですね。

村田「最近の米農家さんですと、年に数回しか長靴履かないという方もいらっしゃいます。」

ということは、空いた時間で、またその人の人生を充実させることができるじゃないですか。愉しみがどんどん増してくるきっかけになりますね。

こうやって未来が開けていくと、またこんなことしたいな、あんなことしたいなと力をいれていく部分も増えていきそうですね。

平均年齢29歳のスタッフ、副業は自由

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KNOWCH として、農業をこう変えていきたい、というのはありますか?

村田「まず、私もそうなんですが、畑作業をしているうちのスタッフの平均年齢が29歳なんですけど、やはり若い人間ですと、もしかしたら農業以外にも才能を発揮する分野があるかもしれませんので、弊社は副業はすべてOKにしてます。
まずは役員からということで、私も他のビジネスも持ってますし、他の取締役も、例えば飲食店の管理業務だったりですとか、他の仕事も平行して行ってる形になります。」

しっかりと気持ちの切り替えはできるものですか。

村田「そうですね、その人の考え方によると思うんですが、相乗効果というか、違った考えが入ることによって、農業にも活きてきたりですとか、農業が他のビジネスに活きてきたりといった、そういった効果はあると思います。」

一つの世界だけで生きるよりも、いろんな世界を経験したほうが、すべてにおいていい効果が生まれるきっかけになりますもんね。

それにしても、KNOWCH の皆さんは平均年齢29歳。これからが楽しみですね。

村田「そうですね。よく、農家さん同士の集まりでは、60代、70代、中には80代以上の方もいらっしゃるので、ちょっとした奇跡の集団みたいな扱いを受けることが多いですね。」

若い方々にどんどん農業の世界に入ってほしいとおっしゃってましたけど、就業での利点であるとか、農業にたずさわることの魅力ってどんなところにありますか。

村田「そもそも、日本の高度成長期は産業をいかに効率的に進めて利益を出すかということが求められたと思うんですが、日本も物が余る時代になってきて、そのままのやり方ですとなかなか合わない時代になってきてます。
ところが農業はですね、今日も天候が雨ですけど、刻一刻と状況が変わりますんで、上司の指示を聞いて作業するというだけではなかなか仕事が進んでいきませんので、自分で論理的に考えながら自分の作業を決めていくということを求められる形になってきてます。」

自然と向き合いながらも、論理的に、自分の中でまとめて進めていくと。

脳が活性化してきますね!

村田「その点では、非常にうちのスタッフたちも人間としての成長は非常に早いと思います。」

こういう混乱の時代だからこそ、やっぱり希望っていうのが一番必要になってくると思うんですけども、農業から派生して広がっていくもの、つながりが生まれていくものとか、実はこういうものと循環作用が活性していると、よりよくなるんだよっていろいろ考えてらっしゃることもあるんじゃないですか?

村田「そうですね。やはり北陸は雪がありますので、例えばですけどプロスポーツ選手とかでウインタースポーツやられてる方ですと、冬はどうしてもスキー場にこもりたいというか、そういう方は夏、めいっぱい弊社で働いて頂いて、その後、冬の期間は山にこもって頂くと。で、もちろん弊社としてはちゃんと給料を払うという形ですね。そういった多様な働き方にも対応しようとは思っています。」

あとスポーツ選手というお話がありましたけど、スポーツ選手の場合、スポーツ選手としての生活を終えたあとのセカンドライフを考えるという意味でも、この農業ってすごく魅力的な部分かもしれないですね。

村田「そうですね、私は違うんですが、ぶどうを作っているチームに、ひとり取締役がいまして、この取締役なんか元スノーボーダーですので、そういったアスリートの気持ちは非常にリンクするんじゃないかなと思います。」

とにかく、農業は私達が生きている上では欠かせない分野ですから、若い人に関わって頂いて、もっともっといろんな方々が携わっていくといいですね。

KNOWCH としての、他にアピールしておきたいことであるとか、今後の豊富についてお聞かせ頂けますか?

村田「そうですね。弊社としては、おかげさまで働きたいといってジョインしてくれる若いスタッフが増えています。

人が増えると、やはり農作物を作る量も増やさなければいけませんので、例えばですけど後継ぎさんがいらっしゃらない農家さんであるとか、そろそろちょっと勇退しようと思っているんだけど、という農家さんから農地を引き継いでですね、第三者の事業承継という形で、私どもも農地を拡大していきたいなと思っております。」

KNOWCH 社名の由来

実際、いま生産者さんであるという方も、またKNOWCH さんにいろいろと相談して頂ければいいわけですね。

アルファベットでKNOWCH という社名にもいろいろな意味が込められてるんですね。

村田「そうですね。造語なんですが、まず農の知識を、私どもだけで独り占めするんではなくて、例えば就農したいという方にもシェアする。農知を引き継いでいくという形ですね。
二つ目は、使わなくなった農地ですとかを引き継いで活用していく、地面の農地ですね。最後が、先程3Kというお話もあったんですけど、きちっと利益を残して、生活のクオリティも上げていこうという形で、農の価値(農値)を上げるという形で、KNOWCH という名前をつけました。」

これからもたくさんの方々とつながりながら、石川、日本の農業界を盛り上げてください。

そして、お体にお気をつけくださいね。

村田「ありがとうございます。」


※次回、収録を終えた村田社長に、さらに補足の車内インタビューを行った記事を公開予定です。

掲載協力

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南早苗さんTwitter

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