- 書名:プレミアムテキーラ
- 著者:マルコ・ドミンゲス
- 出版元:駒草出版 (株)ダンク出版事業部
- 発行年:2012年
私はテキーラが好きなわけではなかった。呑めるから呑んでいただけだ。
今まで、何人もの屍を超えて歩んできた片町人生だが、そんな私の目に留まった、この本。
結論、テキーラの概念が覆りました。
ショットでガンガン呑むには勿体ない、プレミアムテキーラの数々。
テキーラの種類に、小悪魔たちの遊びから始まったテキーラや、女神マヤウエルやアガベがモチーフのラベリング。
伝統的な製法から、本場メキシコでの歴史や分類。
お勧めのカクテルや正しいテイスティング方法…。
ペアリングだってきちんと考えられている。
メキシコ料理が、和食よりも先にユネスコの世界無形文化遺産に登録されていることも、その片鱗が見える部分だ。
今後は、うんちくを垂れながらご一緒する猛者どもを、潰して行こうと思う。
そして、堂々と『テキーラが好きだ!』と、叫びたい。
沖縄にルーツを持つ父親と、韓国人の母との間に産まれ、幼い頃から日本食とは一風変わった食卓で育ちました。
転勤族の父親に付いて、全国津々浦々に移り住み、グルメな母親の影響で週に一度は外食をしていました。
それでもやはり、一番好きな食事は母親の手作りです。母も小まめに料理を作り、夕飯の家族一緒の団欒はかけがえのない想い出です。
今でも月に一度の頻度で、田舎の特産品や母親手作りの常備菜が届きます。
そんな私が、もう永住するしかないと決めた大好きな街、金沢。
其処から全国、ひいては全世界に向けて食のあり方を発信することが出来る私たちの会社を誇りに思い、末端ながらお仕事出来る喜び…と、美味しい賄いを噛み締めている毎日です。