- 書名:お弁当のセカイ
- 著者: 野上優佳子
- 発行所:ワニブックス
- 発行年:2015年
お弁当といえば、野上優佳子さん。なにせ、30年間お弁当を作り続ける主婦だ。
タイトルの前に「お弁当づくりの地頭がよくなる」とついているが、野上さんの本はすべて、ここにキモがある。
見た目の完成写真に惹かれてレシピ本を買うと挫折する人が多いが、野上さんの本は挫折に向かうことなく、おかずのルーティン化や赤・黄・緑、そして茶のメインおかずの分けかたなど、合理的な料理頭の筋肉がついていく。
野上さんは、お弁当の主役は作る人ではなく、食べる人。そして大切なのは食べる人の「おいしい!」だけだと言い切る。
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RECIPE FOR THE PEOPLE
https://recipe.opensauce.co/recipes/u65/485 https://recipe.opensauce.co/recipes/u65/497
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出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。