- 書名:スローフードな人生!―イタリアの食卓から始まる
- 著者:島村 菜津
- 発行所:新潮社
- 発行年:2003年
食というものは単純に食べるだけのことではなく、生き方や生活の質に大きく関わるものなんだと気づかせてくれた本。
これを読んだ当時、僕は合理性や効率性のようなものを最も重視して生きてました。でも、食べるということがそんな単純なものではなく、家族や友人、コミュニティ、地域との関係を豊かにしていくためにとても大事なものだと感じ、軽くカルチャーショックでした。
食との関係を見つめ直し、思わず”市場に行きたい!”って思っちゃう良書です。
かつて「ハッカーズ」の著者スティーブン・レビーが書いた “Information should be free” という言葉は、僕にとって大きな衝撃だった。社会をオープンにしていくことに多くの時間を割いてきたのもこれが根っこにあるからだろう。だから、人間にとって最も大事な食・農の分野をよりオープンにすることは、きっと社会をより良くすると信じているし、今そこに関われることを心から感謝している。