2019.03.16

Barの楽しみ方 カクテル飲み比べ 〜ソル・クバーノ編〜

ソル・クバーノの飲み比べ

もっぱらビール党の私ですが、Barmanのはしくれとしてカクテルのお話を。
Barといえばやはりカクテルですよね。小僧の私としては”ビシッとファッションを決めてカウンターでしっぽり飲む”なんて大人感満載で憧れます。
ただ今回は、小僧なりのBarの楽しみ方 ”飲み比べ”。
飲み比べと言ってもいろんなカクテルを沢山飲み比べる訳ではなく、一つのカクテルの飲み比べ。ベースとなるスピリッツの銘柄を変えて、どれくらい味に違いがあるか、を楽しみます。

今回はラムベースの”ソル・クバーノ”

Sol Cubano = キューバの太陽と名付けられたこのカクテルは、神戸市SAVOY北野坂の木村義久氏が考案し、第1回トロピカルカクテルコンテストで1位を獲得したカクテル。
ラムにグレープフルーツジュースを加えステアし、トニックウォーターを注いだスッキリサッパリカクテルで、お酒があまり得意ではない方にもオススメです。(本来は輪切りのグレープフルーツを蓋のように乗せミントとストローを挿して完成です)

ベースとなるラムを2種類

ハバナクラブ 3年(写真:左)とバカルディ・スペリオール(写真:右)で飲み比べです。
キューバの太陽なんだから当然キューバ産のハバナでしょ!
いやいや、ラムベースのスタンダードはバカルディでしょ!
どちらが好みの味になるか飲み比べ開始です

まずはハバナから

うん。スッキリ!グレープフルーツとトニックでさっぱりした後サトウキビの余韻が舌にふわっと残ります。

お次はバカルディ

うん。スッキリ!そりゃ一緒だy…あれ?苦い。全て同じ分量なのにハバナより苦い!グレープフルーツとトニックの苦さが強調されてる?

全て同じ分量なのにラムの銘柄を変えると、一方は飲んだ後にほのかに甘い余韻が残り、もう一方は他の材料の特徴を増長させてる感じ。

こればかりは完全に個人の好みですが、私はバカルディが好みでした。
トータルのバランス、特に苦味のバランスがバッチリ合っていて単純に美味しい!

こういったお酒の楽しみ方が出来ることがBarの醍醐味だと思います。
ぜひ、Barという場所に足を運んでいただいて、行きつけの店・仲のいいマスター(店員さん)を見つけ、若い世代にもBarでお酒を愉しんでいただきたいです。

元音響エンジニアのバーマン。
外食はコンサートと同じ。料理やドリンク、空間やサービスで楽しいショーを体験する時間。ステージを彩るドリンクで、ショーの一翼を担う。