出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:もやしもん 1〜13巻 著者:石川雅之 発行所:モーニングKC 発行年:2017年 『もやしもん』は、子供の頃から肉眼で菌の姿を捉えることができる特殊能力を持つ種麹屋の次男坊、沢木直保が主人公で、祖父の友人である樹慶蔵が教授を務める東京の「某農業大学(某は名前)」で仲間たちと共に、発酵食品作り……