出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:『書かずにいられない味がある』100年前の韓食文学 著者:イ・サン 編 八田靖史 訳 発行所:株式会社クオン 発行年:2025年 日本で「朝鮮料理」や「ホルモン屋」と呼ばれた韓国式焼肉屋は終戦とほぼ同時に登場した。食糧不足の中、それまで廃棄したり肥料にしていた牛や豚の内臓を、在日朝鮮人・韓国人……