出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:「70歳、これからは湯豆腐 − 私の方丈記」 著者:太田和彦 発行所:亜紀書房 発行年:2020年 「長い人生にたどりついたのはこれだったか」 70歳になったとき、著者、太田和彦さんは「いま求めるのは心の安泰だ。それを何に託そう」と考え、たどりついた答えは『豆腐』だった。 料理の脇役で欠かせな……