出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:「味坊の味」リョウさんが伝えたい中国の家庭料理 著者:梁宝璋(味坊集団)レシピ監修:今井真実 発行所:左右社 発行年:2025年 2019年の年末、梁宝璋さんを訪ねて東京御徒町の『老酒舗』に伺ったことがある。(取材記事:『越境した中国チチハルの味。 母子の味が伝えるもの。』) ちょうど足立区一……