出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:コーヒー おいしさの方程式 著者:田口護+旦部幸博 発行所:NHK出版 発行年:2014年 ここのところ日本全国の焙煎所からシングル・オリジンの豆を取り寄せて試飲していたのだが、最近、『カルディ』というチェーンのコーヒー豆屋さん(現在は世界の食品を売ってる店、というイメージ)で初めて最安値の……