2021.05.19

WIRED/FOOD 地球のためのガストロノミー【私の食のオススメ本】

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  • 書名:WIRED 2021 vol40 /FOOD re-generative
  • 発行所:コンデナスト・ジャパン
  • 発行年:2021年 4月

このコロナ禍で考えなければならないことを教えてくれるかもしれない。雑誌をここで取り上げるのは珍しいかもしれないが敢えての推し。

WIRED日本版編集長、松島倫明はジャック・アタリ『食の歴史』で予測された「超富裕層のみが自然の恵みを属する未来」は目前に迫っていると考え、この『FOOD』特集ではプロトタイプされた未来に抗う可能性を探ろうとした。

食のSDGsの追求する手立てとして、生態系の負荷を減らし、食料生産と自然資源のトレードオフを解消することがある。培養肉、野菜工場、完全食などの革新で人類の健康と胃袋を満足させることに対して編集長は「それは人類の、地球のウエルビーイングを向上させるのだろうか」と考えたのだ。

それが、地球のためのガストロノミーということ。

Farm To Table(ファーム・トゥ・テーブル)を代表するレストラン『ブルーヒル』『ブルーヒル・ストーンバーンズ』で、第三の皿『THE THIRD PRATE』の著者ダン・バーバーのインタビュー。

開業から1年でミシュランを獲得した京都『LARRA゜』の第三の皿の答えとしての料理、自然に寄り添うガストロノミーの未来。

土壌や人体などの特定環境中にいる微生物集団マイクロバイオームのことなどを追った微生物との共生関係。食にまつわる近く、食感、味、香りなどに関する実験が行われているコペンハーゲン大学『Future Consumer Lab(未来の消費者研究所)』

気候変動アクティヴィストのための、遺伝子とオーガニック再考「農業の未来世紀」

オーストリアの写真家クラウス・ピヒラーによる毎年世界では生産された食料の3分の1が廃棄される問題を表現した写真。長くなる宇宙の旅に対応した未来の宇宙食とは…

食の課題と取り組む今が見えてくる。

WRITER Joji Itaya

出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。

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