食べるための争いも経てきた人類が、やがて種から農作物をつくり、農作物を飼料とした畜産も生み出しました。その後、世界人口の増加に合わせるかのように農業技術は進化を遂げ、今日まで世界の胃袋を満たしてきました。一方で、耕作放棄地、農業従事者の高齢化、フードロス、フードマイレージ、有り余る農作物の国家間の押しつけ合いなど、様々な問題もあるのが現実です。OPENSAUCEの『KNOWCH』プロジェクトでは、問題に農家の視点から取り組みます。
10月某日、OPENSAUCEメンバーでもある葡萄農家の竹中さんに誘われ、「かほく農業青年」という団体に加入することになった。僕は今年で38歳のため、”青年”と呼ぶには少々おじさんなのだが、就業人口の8割が60歳以上の農業界においては、まだまだ若手なのである。 入会して早々、週末に農産物フェスタなる……