- 書名:絵本から生まれた美味しいレシピ〜絵本とお菓子の幸せな関係
- 著者: e-MOOK編集部
- 発行所:宝島社
- 発行年:2005年
「ぐりとぐら」の黄色くて大きなカステラ、「ハイジ」の白パンと黒パン、「赤毛のアン」のレモンパイ、「不思議の国のアリス」のスコーン、「きりのなかののはりねずみ」の苺のはちみつ煮、「大きな森の小さな家」のチキンパイ…
絵本に出てくるお菓子を食べるというのは子どもにとっての夢だが、むしろ親が子供の頃を懐かしんで作るためのレシピ本でもある。
「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家(もちろん原寸ではない)を子どもと一緒に作るという企画も楽しい。
出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。