出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:ちゃぶ台の昭和 著者:小泉和子 編 発行所:河出書房新社 発行年:2002年初版 2018年新装版初版 渋谷西武百貨店の間を起点とする井の頭通りの代々木深町から先が広くなるまでに何十年もかかったが、特に深町の交差点から代々木上原に向かう途中に開発最後まで残っていた中古家具屋があっった。バブル崩……