出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名 食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか 著者 ジャック・アタリ 発行所 プレジデント社 発行年 2020年 章を見るだけで読まざるを得なくなるではないか! さまよい歩きながら暮らす/自然を食うために自然を手なずける/ヨーロッパの食文化の誕生と栄光(1から17世紀)//フランスの食の栄光と飢……