オカンの韓国料理をご紹介して、いよいよ10品を数えました。今回は韓定食の前菜としても、また副菜としても、日本で大人気なチャプチェを夏野菜バージョンでご紹介したいと思います。
夏野菜といえば、ナス、オクラにトウモロコシ、今では手に入り易くなったパプリカやズッキーニなどが代表的だ。旬のものを食べることは免疫力を上げるといわれ、特に夏野菜は夏バテに効くβカロテン・ビタミンC・ビタミンEなどが豊富に含まれている。
さて、韓国のチャプチェとは、さつま芋の澱粉を固めたモノで、日本の春雨に比較すると大分太く、歯応えもある。独特のプルプル食感は、この太さのせいでもある。
オカンのチェプチェのレシピ
レシピは至ってシンプル!!チャプチェは乾麺として販売されているが、手に入らなければ日本の春雨でもOK。ぬるま湯にじっくり浸し、柔らかく戻したら、細切りにした好みの食材をごま油で炒め、味付けは出汁・砂糖・醤油を(2:1:1)の割合で炒め煮る。
この際、麺つゆで代用するとよりシンプルだ。
我が家では、牛肉以外でも豚のバラ肉やハム等で代用する事もある。玉ねぎ・人参・椎茸は彩り的にも欠かせない。カラフルなパプリカやズッキーニを入れても良い。
※お好みで砂糖や醤油の量は調整して下さい。出汁は、個人的には韓国の粉末調味料『ダシダ』の<牛肉味だしの素>が便利で使っています。
そして母は、夏野菜チャプチェでは、最後に夏野菜の代表格である“キュウリ”を混ぜ合わせる。
炒め過ぎず、余熱で軽く火を通す感じである。
もちもちでプルプルな食感のチャプチェとポリポリ食感のキムチ、そして新鮮な夏野菜の甘味が特徴的な、旬の逸品が出来上がりである。
実は、我が家では夏場にキュウリを大量に契約農家から頂く機会が多く、以前紹介したオイキムチ等の大量消費メニューを作るのだが、このチャプチェのレシピの様に炒めたり温めてもキュウリは美味しく頂ける。
目線を変えた、この『夏野菜チャプチェ』は彩りが命。カラフル野菜を好みで使い、仕上げに糸唐辛子や白ごまを添えて、しっかり旬を楽しんで下さい。
沖縄にルーツを持つ父親と、韓国人の母との間に産まれ、幼い頃から日本食とは一風変わった食卓で育ちました。
転勤族の父親に付いて、全国津々浦々に移り住み、グルメな母親の影響で週に一度は外食をしていました。
それでもやはり、一番好きな食事は母親の手作りです。母も小まめに料理を作り、夕飯の家族一緒の団欒はかけがえのない想い出です。
今でも月に一度の頻度で、田舎の特産品や母親手作りの常備菜が届きます。
そんな私が、もう永住するしかないと決めた大好きな街、金沢。
其処から全国、ひいては全世界に向けて食のあり方を発信することが出来る私たちの会社を誇りに思い、末端ながらお仕事出来る喜び…と、美味しい賄いを噛み締めている毎日です。