『耕作』『料理』『食す』という素朴でありながら洗練された大切な文化は、クリエイティブで多様性があり、未来へ紡ぐリレーのようなものだ。 風土に根付いた食文化から創造的な美食まで、そこには様々なストーリーがある。北大路魯山人は著書の味覚馬鹿で「これほど深い、これほどに知らねばならない味覚の世界のあることを銘記せよ」と説いた。『食の知』は、誰もが自由に手にして行動することが出来るべきだと私達は信じている。OPENSAUCEは、命の中心にある「食」を探求し、次世代へ正しく伝承することで、より豊かな未来を創造して行きたい。
『生姜焼きは【久保田】に始まり【久保田】に終わる』。 というのは90年代の原宿で青春を謳歌した人々の間では有名な話で、かつて原宿のプロペラ通りにあった久保田米店の豚の生姜焼き定食のこと。 「米屋の定食」 なんとシズル感のあるワードだろうか。 たったの5文字で心が動く。 「おいしい生活」でさえ6文字で……