出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:料理物語 原本現代訳 著者: 作者不詳 平野雅章 訳 発行所:教育社 発行年:1988年 2020年6月9日の和樂WEB(日本文化の入り口マガジン)で「垂れ味噌」と「煮貫」が取り上げられていたのでその出自である日本最古の料理本といわれる「料理物語」を紹介。 魯山人の門下、料理の鉄人で……