2020.08.25

農家あるある。夢編

rice-field-of-ishikawa-prefecture-KNOWCH

農地所有適格法人「KNOWCH(ノウチ)」は、今年は米、ネギ、葡萄、ブロッコリー、蕎麦を作っている。

米やネギに関しては、この記事を書いている現在、植えた苗が梅雨時期の雨(水分)をこれでもかと体内に吸い込み、スクスクと成長して「今か今か」と収穫を待ちわびている段階である。

自宅と畑を往復する私はというと、実はここ最近睡眠不足である。

ウチはサマータイム制を導入しており、9月末までは午前6:00~11:00まで勤務、その後11:00~15:00まで長めの休憩、15:00~18:00まで勤務と、猛暑時間帯を避ける就業時間となっている。

「朝早いからね」と、ねぎらいの言葉をかけてくれる仲間や友人もいるのだが、早起きが睡眠不足の原因ではない。

原因は、悪夢のせいである。

元来気が小さいのも影響してか、

「作付している農作物が、朝出勤してみると全滅している」

という内容の夢を頻繁に見てしまうのである。

枯れた畑

さらに、追い討ちを掛けるように、この時期は沖縄以南(台湾付近)で台風が頻繁に発生する。

毎朝台風情報をお天気アプリでチェックし、「もし石川県に進路が被ってくるなら、ああしてこうして…」と思いを巡らす日々である。

取締役である葡萄農家の竹中に相談したところニンマリ笑われ

「村田さんも農家らしくなってきましたね。農家はその夢みんな見ますよ(笑)」

と返ってきた。

早く収穫を終えて、セクシーなお姉さんとおっぱいの夢を連日見たい今日この頃である。

食べるための争いも経てきた人類が、やがて種から農作物をつくり、農作物を飼料とした畜産も生み出しました。その後、世界人口の増加に合わせるかのように農業技術は進化を遂げ、今日まで世界の胃袋を満たしてきました。一方で、耕作放棄地、農業従事者の高齢化、フードロス、フードマイレージ、有り余る農作物の国家間の押しつけ合いなど、様々な問題もあるのが現実です。OPENSAUCEの『KNOWCH』プロジェクトでは、問題に農家の視点から取り組みます。