2021.05.06

ソースの歴史【私の食のオススメ本】

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  • 書名:ソースの歴史
  • 著者:メアリン・テブン 訳:伊藤はるみ
  • 発行所:原書房
  • 発行年:2016年

この「食」の図書館シリーズは料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。

メアリアン・テブンはバード大学サイモンズブロック校のフランス語フランス文学准教授。ルネサンス期と17世紀のフランス文学と食物史の研究者。

ソースには高級フランス料理で使われるものから、エスニック料理、B級といわれるジャンクなソースまである。そのソースの定義と進化、どう伝わってきたのかの歴史をひもとく。そして国々でちがうソースの魅力、最新科学と未来のソースを知る。

大豆はいかにしてソースとなったか。
日本の醤油魚醤コンディメントソースケチャップマヨネーズウスターソース。酢をベースにした中世のソース。バター、ジュ、クーリのソースベシャメルソースエスパニョールソースアルマンドソースロベールソース。サラダドレッシング。グレイヴィソース。デザートソース。

本書の中にはもっと多くのソースが出てきて、その生い立ちと旨味の秘密を教えてくれる。

この本を読めば、ソースは知恵の結晶である、という帯の言葉が正しいことがわかる。

WRITER Joji Itaya

出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。

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