2019.10.13

「修道院のお菓子と手仕事」 【私の食のオススメ本】

  • 書名:修道院のお菓子と手仕事
  • 著者:柊こずえ 早川茉莉
  • 出版元:大和書房
  • 発行年:2013年

今やお洒落な洋菓子の代名詞でもあるマカロン、カヌレ、フィナンシェ。このどれもが実は修道院から生まれたお菓子だということをご存知ですか?

禁欲と厳しい戒律の下にある修道院で作られる甘いお菓子たち。それだけで何だか魅惑的で興味をそそられてしまいます。手作りの素朴な味わいと愛らしいパッケージも魅力です。
この本では、修道女たちの作るお菓子と手仕事を紹介している他、普段知ることのできない修道院の暮らしも垣間見ることができます。

高校時代、青森のミッションスクールで寮生活をしていた私は、隣接する女子修道院をよく訪ねたものですが、その時決まってシスターが出してくれたカステラにカナダ産メープルシロップ(カナダの修道会がルーツの為)をたっぷりかけた死ぬ程甘いおやつが、今も忘れられない思い出の味です。

修道女の登場する私的オススメ映画

  • 「罪の天使たち」 ロベール・ブレッソン監督 1943年 フラン
  • 「イーダ」 パヴェウ・パヴリコフスキ監督 2013年 ポーラン
  • 「レディ・バード」 グレタ・ガーウィグ 2017年 アメリカ

text:Ryoko Takakuwa
(本稿はOPENSAUCE元メンバー在籍中の投稿記事です)