『耕作』『料理』『食す』という素朴でありながら洗練された大切な文化は、クリエイティブで多様性があり、未来へ紡ぐリレーのようなものだ。 風土に根付いた食文化から創造的な美食まで、そこには様々なストーリーがある。北大路魯山人は著書の味覚馬鹿で「これほど深い、これほどに知らねばならない味覚の世界のあることを銘記せよ」と説いた。『食の知』は、誰もが自由に手にして行動することが出来るべきだと私達は信じている。OPENSAUCEは、命の中心にある「食」を探求し、次世代へ正しく伝承することで、より豊かな未来を創造して行きたい。
2017年の7月に、スペインのバルセロナとサン・セバスティアンまで出張に行った。 その出張のコンセプトが「食べ歩く」という趣旨だったので、高級店から大衆店まで色んなタイプのお店を食べ歩いた。何軒かのバルで共通して「美味いな、これ」と感じたシンプルな料理に、写真右上に写っているブルスケッタのようなもの……