出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:日本の正しい調味料 著者:陸田幸枝 発行所:小学館 発行年:2000年 『サライ』は1989年、バブル期の真ん中に創刊された雑誌だ。50代以上のシニア向けに旅やグルメそして歴史と文学をメインした内容で35年も続いている。発行部数は12万部。現在の『サライ』を見てみると、NHK大河ドラマの展開解……