出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:ごはんのことばかり 100話とちょっと 著者:よしもとばなな(吉本ばなな) 発行所:朝日新聞出版 発行年:2009年 吉本ばななは「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う」で始まる小説で大学卒業の年に海燕新人文学賞を受賞した。そこには美味しそうな料理は出てこない、というように『キッチン』……