出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:ごはんぐるり 著者:西加奈子 発行所:文藝春秋 発行年:2016年 本書巻末に、自分の古い友人で元コピーライターで作詞家であり、2011年に閉じた東京料理タケハーナの店主であった料理家・竹花いち子氏との対談がある。竹花氏はこの本を読んで「東京チャーハン」をつくり著者・西加奈子に供している。 お……