出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:「和食」って何? 著者:阿古真理 発行所:筑摩書房 発行年:2015年 「和食」は2013年、ユネスコ無形文化遺産に登録された。当初、農林水産省は「会席料理を中心とした伝統を持つ特色ある独特の日本料理」として申請しようとしていたが、検討の結果、登録対象を広く日本人全体が担い手と言える内容に改め……