出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:ぱっちり、朝ごはん 著者:阿川佐和子・池波正太郎・石垣綾子・井上荒野・色川武大・角田光代・河野裕子・川本三郎・久住昌之・窪島誠一郎・久保田万太郎・小泉武夫・小林聡美・佐藤雅子・佐野洋子・椎名誠・東海林さだお・立原正秋・團伊玖磨・筒井ともみ・徳岡孝夫・西川治・蜂飼耳・林芙美子・堀井和子・堀江敏幸……