出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち 著者:柴田ケイコ 発行所:KADOKAWA 発行年:2022年 初版 2024年12刷 以前<いま、パンの絵本といえば柴田ケイコだ。絵本業界では異例な2年間でシリーズ累計130万部発行。この絵本の対象年齢は3、4、5歳〜だが大人にも人気だ。大人用も含めた……