出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:京都の中華 著者:姜尚美 発行所:京阪神エルマガジン社 発行年:初版2012年 なぜ、京都で中華なのか? だって「平安京も唐の京都をモデルにしてる(著者)」じゃない。そうだ、京都に行こう、ではなく「そうだ、中華を食べに京都へ行こう」となる本がこれだ。 にんにくなしの餃子「草魚」・ごま入り皮の水……