出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:ビジネスエリートが知っている教養としての発酵 著者:村井裕一郎 発行所:あさ出版 発行年:2024年 発酵のことは発酵を仕事にしている人に訊け!ということで、室町時代から600年続く種麹メーカー「株式会社糀屋三左衛門」29代当主・村井裕一郎氏が書いた本。 なぜ書いたかというと、発酵ビジネスは近……