2022.11.09

マンガに見つけた「食」と「生きること」

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RIFFには「私の食のおすすめ本」がアーカイブされている<BOOK>というコーナーがあります。トップページのトピックとしては出てきません。今回はこれまでに私が紹介してきた本の中からマンガをいくつか紹介します。タイトルのリンクからどうぞ。

ぜひBOOKコーナーで他の本の記事も覗いてみてください。

作りたい女と食べたい女 ゆざきさかおみ

現代社会の「ジェンダー観」と「食」による人のつながり

しあわせは 食べて寝て 待て  水凪トリ

体験談を通して、病気になって生きる社会との付き合い方。ゆっくりと食べ物から生活と生き方を見直していく方法を教えてくれる。

しあわせは食べて寝て待て 表紙

銀の匙 Silver spoon 荒川弘

命をいただくこと、食べることとは何かを考えさせ、消費者と生産者の視点から農畜産物を見つめ描いているのだが、どんな農業本よりもある意味リアルだ。そしてそのリアルは笑える。

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銀の匙Silver Spoonはアニメでも話題に。

八百森のエリー 仔鹿リナ

青果市場の仲卸会社『八百森』に就職した若者たちの物語。国立大学の農学部から新卒で入った主人公・エリーこと卯月瑛利と、金髪リーゼントの栃木県真岡のいちご農家の息子・大虎倫珠のコンビがさまざまなアクシデントを乗り越えながら仲卸の重要性やあるべき姿を学んでいく。

沈夫人の料理店 深巳琳子

中国料理というものには不思議なエロティックさが漂っています。

日雇いで稼ぎ、やっとの思いで屋台の粥屋を始めた男。偶然通りかかった租界に住む裕福な夫人が粥を食べるところから物語は始まります。そしてその出会いから料理を通した主従関係というものが始まります。二人とも味覚というものに、つまり舌に支配されながら、表向きは夫人のツンデレ一辺倒なのに、実は主従関係が心の中で複雑に交錯していきます。

WRITER Joji Itaya

出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。

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