出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:金沢 古民家カフェ日和 著者:川口葉子 発行所:世界文化者 発行年:2022年 この本は、全国2000軒以上のカフェや喫茶店を訪れているライターで喫茶写真家の川口葉子が、39ヶ所の金沢の古民家カフェを巡った記録だ。足を延ばして加賀、小松、白山、七尾、羽咋の名店も紹介されている。 川口葉子は古民……