2023.02.21

FOOD PLAYER
DESIGN WITH TASTE!
【私の食のオススメ本】

  • 書名:FOOD PLAYER DESIGN WITH TASTE!
  • 編集:SANDU PUBLISHING
  • 発行所:SANDU PUBLISHING
  • 発行年:2014年

一見ロンドンとかアメリカのデザイン本に見えるが、中国のデザインマガジン・DESIGN360°から派生した「食をデザインで遊ぶ」という内容の本。(各国版があるようだ)

「影響力のある新しいシェフやレストラン経営者の台頭、一流ブティック雑誌の誕生、増え続ける料理番組など、食文化の人気は高まり続けている。このような意識の高まりは、厳選されたアーティストやデザイナーの先見性によって、食やそのイメージに対する見方や接し方の<ルネッサンス>に拍車をかけている。親から「食べ物で遊んじゃダメ!」と言われても、この新しい食のアート展に登場するデザイナーたちは止まらない」

食べ物の持つ要素からのインスピレーションでデザインをするというのは、皿の上の芸術としての料理を追求するということとは違うのだと思う。しかし、時々、こっちの方から「食」を見てみるということも大事な気がするのだ。

タイポグラフィーではなくチョコグラフィー
プロダクトデザインとなったネギ。野菜の美しさを見直す。
食べるクックブック
デザイン海苔
食べものによるPANTONE(色見本)
CHOCTONE
ゲストが自分で盛り付けるセルフディナー
オノマトペで味覚は変わるか?
WRITER Joji Itaya

出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。