出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:68歳、ひとり暮らし。きょう何たべる? 著者:大庭英子 発行所:家の光協会 発行年:2022年2月初版 9月第4版 このタイトルは、目にした人によって随分と捉え方が変わる。急に一人暮らしになった人が困って購入するかもしれない。自分の親のことを考えて手にする娘(息子)さんがいるかもしれない。でも……