出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。
書名:Q&A ご飯とお米の全疑問 著者:高橋素子 監修:大坪研一 発行所:講談社 発行年:2004年 著者はQuarkなどで活躍したフリーライターである。監修の大坪氏は農林省入省後、農学博士に。農水省の農業試験場、食品総合研究所などを経て米の食味やDNA品種などの研究をしていたひとである。 ……