2021.05.16

岩井めぐみ ハーブと薬味のごちそうレシピ【私の食のオススメ本】

ハーブと薬味のごちそうレシピ表紙

  • 書名:ハーブと薬味のごちそうレシピ
  • 著者:岩井めぐみ
  • 発行所:三空出版
  • 発行年:初版2020年

岩井めぐみさんはハーバルセラピスト。身体にやさしくて。簡単で美味しい、そして「再現性の高い」レシピをつくることで定評がある人だ。

この本はバジル、ローズマリー、ルッコラ、ミント(スペアミント)、ディル、セージ、パセリ(イタリアン、カーリー)、クレソン、パクチー、タイム、セロリ、ブーケガルニ、大葉、にんにく、長ねぎ、みょうが、しょうが、ニラというハーブと薬味のカテゴリーで料理が探せるのがいい。

おつまみ、サラダ・スープ、副菜、主菜、ごはん・麺とコースでハーブ料理を味わうことができるのがうれしい。

とくにおつまみが面白い。ツナとバジルの揚げワンタン、ローズマリー風味のフライドさつまいも、長いもと大葉の和風ジャーマンポテト、じゃがいもとディルのガレット、豚肉とくるみのローズマリー味噌炒め、お刺身の薬味タルタル…

さらにクレソンとタコの韓国風サラダ、カリカリ豚肉のパクチーサラダ、セロリときのこの塩昆布炒め、クレソンの梅びたし、ブロッコリーのローズマリーソテー、牛ステーキのみょうがトマトソース、ニラ入り豚つくね…などなど

ハーブの魅力は「香り」。食卓を香り豊かにする秘訣が65品。どれも作ってみたくなるお酒のお供からおかずとガッツリご飯まで、不思議な魅力にあふれた料理レシピ集。

WRITER Joji Itaya

出版にたずさわることから社会に出て、映像も含めた電子メディア、ネットメディア、そして人が集まる店舗もそのひとつとして、さまざまなメディアに関わって来ました。しかしメディアというものは良いものも悪いものも伝達していきます。 そして「食」は最終系で人の原点のメディアだと思います。人と人の間に歴史を伝え、国境や民族を超えた部分を違いも含めて理解することができるのが「食」というメディアです。それは伝達手段であり、情報そのものです。誰かだけの利益のためにあってはいけない、誰もが正しく受け取り理解できなければならないものです。この壮大で終わることのない「食」という情報を実体験を通してどうやって伝えて行くか。新しい視点を持ったクリエーターたちを中心に丁寧にカタチにして行きたいと思います。